生理前になるとニキビが出来やすくなったり
ゴワゴワ・ガサガサに荒れたり・・・
生理前のお肌の不調は
女性なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
生理周期をつかさどっている「女性ホルモン」は
もちろんお肌のコンディションにも
大きく関わっています。
生理周期による肌の変化などについて
グラフでチェックしましょう!

覚えておけば美肌キープに役立つ!月経前後の肌と体調
肌の調子は生理周期と連動して
約1か月で変調していきます。
2つの女性ホルモン
「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と
「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の
分泌量によって
生理周期を4つに分けて考えます。

1.月経期(月経開始の週)
肌が敏感な時期。
かゆみが出たり、カブレたりしやすい時期です。
生理後半にさしかかると肌は安定してきます。
2.卵胞期(排卵前の週)
肌にハリやツヤがあり、肌の状態は絶好調。
ニキビができにくく、肌荒れもしにくい時期なので、
新しい化粧品やスキンケア製品を試すなら
この時期に行うと良いでしょう。
3.黄体期(排卵後~)
月経開始にかけてニキビができやすくなり、
肌荒れが気になってくる時期です。
次に来るPMS期に備えて、
肌体力をつける保湿ケアがおすすめです。
4.PMS期 生理7日前から生理まで。
肌荒れを始め、もっともトラブルの多い時期。
皮脂分泌が過剰になり、
ニキビや吹き出物ができやすくなるなど、
敏感な状態になる人が多くなります。
※PMS(月経前緊張症候群):
月経前にみられるむくみや頭痛、イライラ、眠気、
だるさといった症状が複合的に現れます。
このような女性ホルモンの変化によって、
毎月このサイクルを繰り返しながら生活しています。
個人差もありますので
スマホアプリや手帳・メモをうまく利用して
ご自身の生理周期やお肌、心身のリズムを
まずはご確認ください。
時期によって波があるお肌の調子。
敏感で荒れやすい月経前の肌を
すこやかに保つために意識すべき
美肌作りのコツをお伝えします。
洗顔&スキンケアはやさしく行おう!
皮脂分泌が活発になり肌がベタつく月経前は、
同時に肌がとてもデリケートになります。
洗顔、スキンケアともに
普段よりやさしく行うようにしましょう。
1.洗顔
洗顔で肌を清潔に保つことは大事ですが
刺激を与えないことも重要です。
こすらず優しく洗い上げる
ゲルタイプの洗顔料がおすすめです。

2.保湿
洗顔後は十分な保湿を心掛けることで
肌のバリア機能をキープし、
肌荒れしにくい肌を作ります。
コットンにたっぷりの化粧水を含ませて行う
コットンパックで
リラックスしながら
ゆったりお肌に潤いを補給しましょう。

また、肌荒れが気になると、
ついファンデーションをたっぷり塗って隠したくなりますが、
肌が心地よく感じるよう
薄づきでもカバー力のあるタイプをお選びください。
月経前の肌荒れや敏感症状は、度々私たちを悩ませますが、
女性にとって、月経と肌の調子は
切っても切れない関係です。
美肌キープのコツをつかんで、
変化する肌と上手に付き合いましょう!